最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 私は元から“忌み子”なんだから、処刑されて当然。

 私は悪い子なんだから、この行き先は合ってたんだ。

 今ならこの言葉の意味が分かる気がする。

『あんたは忌み子なんだから、この待遇は当たり前でしょ! あんたは一生幸せになんてなれないわ!』

 ……ふふっ、何で笑っちゃうんだろう。

 死んじゃうかもしれない、と考えているのにどうしても笑ってしまう。

 それは誰に対してのものなのか、分からない。分かりたくもない。

「君、今から酷い目に遭うのに怖くないの?」

 私の様子に気付いた来栖さんがそんな質問を投げかけてくる。

 怖い……?

 ……うん、確かに怖い。今でも体が固まってるから。

 でもそれ以上に、自分の今の姿が型に合いすぎてる気がするんだ。

「怖くないわけじゃ、ないですよ……。でも……当たり前、なんだから……っ。」

 小さく振り絞った言葉は誰に聞かれるでもなく、その場で溶けていってしまう。

 せめて拾われたかったな……なんてどうしようもない願いを思ってしまうのは、まだ生きたいって思うからなんだろうか。