でも……怖いものは怖い。
「やめて、ください……。」
来栖さんに精一杯の抵抗をする。
そんな私に来栖さんはあははっと笑った。
「そうそう。僕はそういう絶望に浸った顔が見たかったんだよ。あー、やっぱりゾクゾクするなぁ……。」
言っても無駄だという事は目に見えていたはずなのに、もしかしたらなんて考えていた。
でも、そのもしかしても粉々に打ち砕かれてしまい、本当に目の前が真っ暗になる。
目の前には不敵な笑みのまま、明るい火を灯している来栖さんが映った。
その明るい火でさえも……恐ろしく見えて仕方がない。
魔族や人外慣れはしてるはずだと、一人で勝手に慢心していた。
けど……実際私は弱いままだった。
こんなものにも怯んでしまう、何も成長していない私のままだった。
もうこれは……抵抗のしようが、ない。
一瞬魔術を使おうか、とも考えたけどせめて最期は言われた事を守りたかった。
――魔術師だということを、バレてはいけない事。
死ぬなら……人間として死のう。
「やめて、ください……。」
来栖さんに精一杯の抵抗をする。
そんな私に来栖さんはあははっと笑った。
「そうそう。僕はそういう絶望に浸った顔が見たかったんだよ。あー、やっぱりゾクゾクするなぁ……。」
言っても無駄だという事は目に見えていたはずなのに、もしかしたらなんて考えていた。
でも、そのもしかしても粉々に打ち砕かれてしまい、本当に目の前が真っ暗になる。
目の前には不敵な笑みのまま、明るい火を灯している来栖さんが映った。
その明るい火でさえも……恐ろしく見えて仕方がない。
魔族や人外慣れはしてるはずだと、一人で勝手に慢心していた。
けど……実際私は弱いままだった。
こんなものにも怯んでしまう、何も成長していない私のままだった。
もうこれは……抵抗のしようが、ない。
一瞬魔術を使おうか、とも考えたけどせめて最期は言われた事を守りたかった。
――魔術師だということを、バレてはいけない事。
死ぬなら……人間として死のう。

