転送魔術を使われたせいで、あっという間に連れていかれてしまう。
それと同時に動きも封じられ、手も足も出ない状態。
「栞!」
「しーちゃん!」
疾風君と和向君の必死な声が聞こえてきたけど、そんなのは届くはずもない。
来栖さんは私が抵抗できない事を分かっているはずなのに、嘲笑うような笑みを向けてくる。
「動けないよね? そうだよね? 僕が動きを封じてるからね。」
そう言ってふふっと笑うと、来栖さんはマイクに向かって言葉を発した。
「今からいろんな魔術を試していくからね! リクエストも良いよ!」
声高らかに恐ろしい事を言う来栖さんに、これまで感じた事のない恐怖を覚える。
でも魔族は本来、この在り方が普通だ。
そんなのは人外だって同じ。
こんなものを受けるのは自然の理。
だから……抵抗なんて、元からできるはずがなかったんだ。
……私は、きっと編入してきた時から甘えてたんだ。
疾風君にも和向君にも創さんにも……新さんにも。
その甘えがただ自分に返ってきただけだから、何も言えるはずがない。
それと同時に動きも封じられ、手も足も出ない状態。
「栞!」
「しーちゃん!」
疾風君と和向君の必死な声が聞こえてきたけど、そんなのは届くはずもない。
来栖さんは私が抵抗できない事を分かっているはずなのに、嘲笑うような笑みを向けてくる。
「動けないよね? そうだよね? 僕が動きを封じてるからね。」
そう言ってふふっと笑うと、来栖さんはマイクに向かって言葉を発した。
「今からいろんな魔術を試していくからね! リクエストも良いよ!」
声高らかに恐ろしい事を言う来栖さんに、これまで感じた事のない恐怖を覚える。
でも魔族は本来、この在り方が普通だ。
そんなのは人外だって同じ。
こんなものを受けるのは自然の理。
だから……抵抗なんて、元からできるはずがなかったんだ。
……私は、きっと編入してきた時から甘えてたんだ。
疾風君にも和向君にも創さんにも……新さんにも。
その甘えがただ自分に返ってきただけだから、何も言えるはずがない。

