「その跡……どうしたんだ?」
え……? 跡?
私は新さんが視線を向けている首元に鏡を当てて見てみると、そこにはくっきりと赤い跡がついていた。
きっとこの跡は、来栖さんに捕まれた跡。
な、何で今になって現れたの……!?
掴まれた直後は何もなかったのに、今でははっきりと見えてしまっている。
「栞、それどうしたんだ。」
さっきよりも低い声色になって、新さんは私にそう問いかけてきた。
どうしたんだって……来栖さんに首を掴まれました、だなんて言えるはずがない。
それに、言うのが怖い……。
唇を引き結んで黙っていると、新さんは何を思ったのか私を抱き上げた。
「ふぇっ?」
突然のことに理解が追い付かず、素っ頓狂な声を発してしまう。
新さんは無言のままベンチに私を座らせ、私の前にしゃがみ込んだ。
「栞、教えてくれ。」
懇願するような思いつめた表情でそう言ってくる新さん。
だけど……これは流石に言えない。
この事を話したら、芋づる式にいじめを受けている事も言わなくちゃならなくなる。
え……? 跡?
私は新さんが視線を向けている首元に鏡を当てて見てみると、そこにはくっきりと赤い跡がついていた。
きっとこの跡は、来栖さんに捕まれた跡。
な、何で今になって現れたの……!?
掴まれた直後は何もなかったのに、今でははっきりと見えてしまっている。
「栞、それどうしたんだ。」
さっきよりも低い声色になって、新さんは私にそう問いかけてきた。
どうしたんだって……来栖さんに首を掴まれました、だなんて言えるはずがない。
それに、言うのが怖い……。
唇を引き結んで黙っていると、新さんは何を思ったのか私を抱き上げた。
「ふぇっ?」
突然のことに理解が追い付かず、素っ頓狂な声を発してしまう。
新さんは無言のままベンチに私を座らせ、私の前にしゃがみ込んだ。
「栞、教えてくれ。」
懇願するような思いつめた表情でそう言ってくる新さん。
だけど……これは流石に言えない。
この事を話したら、芋づる式にいじめを受けている事も言わなくちゃならなくなる。

