最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 何とかあの後、疾風君と和向君には怪しまれずに済んで良かった。

 いや、怪しまれたのは怪しまれたけど詮索はされなかったから。

 二人ともこういう時は聞いてこないから、本当に助かっている。

 私なんかに構ってても良いのかな?と時折考えるけど、聞くほどの事でもない気がしているから聞いていない。

 教室内の話題も収まっていて、居られるくらいにはなっていた。

 まぁ、いたたまれないのには変わりないけど……。

 そんな事をぐるぐる考えながら、新さんのところへと向かう。

 新さんと今日はどんなお話をしようかな……?

 わくわくとした気分でそう思いながら、私はニコニコしながら向かった。



「新さん! お待たせしました!」

 中庭の扉を開けて新さんの元へと向かう。

 新さんは私に気付いて、こっちに視線を向けてくれた。

 だけど……こっちを見た新さんが突然私のところへと駆けよってきた。

 その表情は、焦っているような怒っているような表情。

「あ、新さん? どうしたんですか?」

 訳が分からず慌てふためいている私に、新さんは驚くような言葉を発した。