最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

「最近飯食ってないから。それと……栞と飯食ってみたい。」

 わ、私なんかの手料理で良いんだろうか……。それに、私と食べたいって……。

 そう思ったけどこれ以上言ってしまったら新さんのお願いを無下にする事になるだろうし、追及するのはやめた。

「分かりました! 頑張って作ります!」

 人に手料理を振る舞った事なんてないけど……とにかく頑張ろう!

 そんな私を見て新さんは小さく微笑んでから、「栞、おいで。」と言って私をキッチンまで連れて行ってくれた。



「冷蔵庫の食材は適当に使っていいから。ある程度の調理器具も揃ってるとは思うが、何かあったら言ってくれ。」

「はい、分かりました! 新さんはゆっくりしててください!」

 手伝おうと冷蔵庫を開けた新さんにそう言って、料理の準備を始める。

 新さんはそれが不満だったようだけど、しばらくしてから近くのソファで読書を始めていた。

 読書……失礼かもしれないけど意外だ……。

 てっきり本は読まないタイプかと思っていたけど、長編小説を読んでいる新さんの意外な一面を垣間見て驚いた。