最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 そう思って焦ったけど、新さんの手が私の頭に乗ってきて言葉を阻止される。

「栞がそこまで言うんだったら、頼んでもいいか?」

「! ……はい!」

 その言葉が嬉しくて、ついまた大きな声で言ってしまい慌てて視線を下げる。

 一人でこんなはしゃいで、恥ずかしい……。

 でもそう言ってもらえて良かったと心の底から思う。

「何をしたらいいですか?」

 新さんにはこれまでたくさんお世話になったから、できる限り望みを叶えてあげたい。

 新さんは思案する素振りを少しの間見せてから、ゆっくりこう口にした。

「飯……作ってくれないか?」

「ご、ご飯ですか?」

 もっと難しそうな要求が来ると思っていたので、思わずきょとんとしてしまう。

 もちろん、ご飯を作る事に関しては全然問題ないし良いんだけど……本当にそれで良いんだろうか。

「新さん、そんな事で良いんですか?」

 失礼だと思いながらも、恐る恐る口にする。

 もっと贅沢なお願いでも良いのに……と考えながら聞くと、新さんは即座にこう言い切った。