最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 このままじゃ私が罪悪感に押しつぶされそう……。

「栞、別にそんなことは気にしなくていい。それより体は大丈夫か?」

 き、気にしなくていいって……私的はすっごく気になることなんです!

 だけど新さんの言葉を無視するわけにもいかず、こくりと首を縦に動かす。

 寝たからなのか体が軽いし、気分も大分良くなった。

 魔力も回復してるようだし、元気な状態に戻っている。

「はい。おかげでもうすっかり元気です。」

「なら良かった。」

 大げさなくらいほっと胸を撫でおろしている新さんに、ふふっと笑みが零れる。

 自分のことじゃないのにここまで親身になってくれるなんて、やっぱり優しい人だ。

 ……って、こんな呑気にしてる場合じゃない!

「あの、お礼はさせてください。じゃないと私、罪悪感で潰れちゃいます!」

 これだけはどうしても譲れなくて、大きな声で言い放つ。

 その後しばらくしてから、自分がした事にやっと気付いた。

 はっ、大声なんて出すものじゃないや……。しかも人のお家だし……。