最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 そんな疑問が渦巻き、頭の中にはてなマークが浮かぶ。

 彼は私の言葉に「んー……。」と唸ってから、さっきよりも愉快そうに笑った。

「そんなの……僕の仲間にも知ってもらわなきゃならないからでしょ?」

 え……? 僕の、仲間……?

 その言葉が何を指しているのかが分からず、ぐるぐると頭を回転させる。

 仲間ってことは、この人は何らかの組織に入ってるって事だ。

 でも、その組織って一体……?

 そうやって再度考えようとした時、シュッと目の前に人影が現れた。

 それも一人ではなく、三人。

 っ……び、びっくり、した……。

 転送魔術を使ったんだろうけど、急に現れたら心臓に悪い。

 驚いていて瞬きを繰り返している私に、奥に座っている彼はクスっと笑みを零した。

「紹介するよ。この子たちは……Zenithの幹部たちだよ。」

「Zenith……?」

 Zenithって確か、始業式で聞いたはず。魔族が所属してる組織だって。

 だけどそんな人たちがどうして、私をここに……?

 ……ま、まさか。

 ある一つの可能性が脳裏をよぎり、悪寒が走った。