最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 そこまでは想定済み。ここから深堀りしていけばいい。

「それだけですか?」

 女の子たちから聞かないと、この問題は解決にはならない。

 ……一体、誰が動かしているのか。

 そう考えた瞬間、急に女の子たちから威圧的なオーラが全て消えた。

 その途端に倒れこむようにして気を失う女の子たちに、やっぱりと零す。

 私の考えは、間違いじゃなかった。

 まるで操り人形の糸が切れたように、ピクリとも動かない女の子たち。

 息はしているから大丈夫だろうけど……どうしたらいいんだろう。

 放置なんて可哀想だし、ある程度人気のある所に転送させたほうが良いのかな?

 そこまで考えて、私は思考を一瞬にして止めた。

 ……誰かが、来る。

 ある一種の雰囲気を感じ取り、私は神経を一斉に尖らせた。

 この感じからして……魔族、だ。

「ふふっ、人間ってもっと脆いものだと思ってたよ。」

 建物の影から一つの人影が姿を現す。

 薄い透明感のある金髪に、くるっとした大きな薄水色の瞳。

 普通の男の子よりは小さい傾向だけど、私よりは大きい背丈。