最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 だけど”あの頃”のようなことになっちゃダメ。自分の力は自分で守らなきゃ。

「メソメソしてても、ダメだよね。」

 私は気合を入れる為、両頬をパンッと叩き拳を作った。

「よし! 頑張らなきゃ!」

 いじめの事は言わないつもりだから、気付かれる前に終わらせてしまおう。

 ……でもその考えは、甘かった。



「はぁ……何であんたまだ学校に来てるわけ?」

 最近恒例になりつつある呼び出しを受けて、私は人気のないところに連れていかれる。

 まだ学校に来てるわけって……勉強する場所だから、かな?

 でもどちらにしろ、仕事があるから来ないといけない。

 何も言わないけど、私は毅然とした態度で立つ。

 ここで弱いところを見せて、攻撃でもされたらたまったものじゃない。

 その態度が気に入らないのか、女の子たちはむっと表情を変えた。

「ここは人間の来る場所じゃないって何度言えば分かるの? それとも、人間はこんな簡単な言葉も分からないのかしら。」

 さ、流石に言葉は分かるけども……容赦がなさすぎる。