最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 こんな話をしても迷惑だろうし、面倒な事に巻き込みたくない。

「いえ、何でもないですよ?」

 ……これは私の問題なんだから、自分で何とかしないと。

 笑顔を浮かべて、大丈夫だということを表す。

 いつもなら新さんはここで引いてくれる、けど……今日はダメだったらしく。

「それは本当か?」

 ドキッと嫌な意味で心臓が音を立てる。

 言ってしまいたい気持ちは多少あるけど、それ以上にこんな事話したくない。

「……本当に大丈夫、ですよ?」

 心なしか、私の声も震えている気がする。

 だけどこれ以上、ここにいたらいけないと思った。

 これ以上いたら余計な事を話してしまいそうで、逃げるようにその場を去る。

「あ、新さん、ごめんなさい! 私もう、帰ります!」

 勢いでそう言い、走って家まで帰る。

「栞……!」

 新さんの呼び止める声を無視し、ごめんなさい……!と心の中でもう一度謝って先を急いだ。



「はぁ……っ。」

 家の中に入り、ほっと息を吐く。

 だけどそれと同時に、罪悪感も生まれてきた。