最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

「僕も思った~! ……でも、何で急に陰湿化したのかな~?」

 その言葉で私も不思議に思う。

 確かに和向君の言う通り、テストが終わってちょっとしたこの時期にどうして変わったのか。

 それがずっと、腑に落ちないでいた。

「やっぱり、みんな鬱憤溜まってるんじゃ……。」

 しばらく考えた末、結局思いついたのはストレスだった。

 テストが終わったしやっと一息吐ける期間に入ったから、みんな疲れが出ているのかもしれない。

 私の呟きは小さかったはずなのに、どうしてか二人に聞こえていたらしい。

「いや、そういうわけじゃない気がするけどな……。」

「しーちゃん、全く気にしてない……。いじめに動じないの、普通に凄いよね~。」

 でも二人の言葉は呟きと言える小さな声だったから、私はその言葉を拾えなかった。



 その日から、いじめは陰湿化するようになってき始めた。

 最初こそ何も害とかはなくて気にするほどじゃなかったけど、最近は生活にも支障が出てきている。

「また、なくなってる……。」