最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 ……うーん、これは……。

「いじめって、こんなものなんだ……。」

 あの日からいじめが始まりだしたけど、それは全部地味なもので特に気にするような事でもなかった。

 実際生活に支障は出ていないし、それほど気にしなかった。

 でもいじめをしている人からすると、私の反応は面白くないようだ。

 だからって……。

「みんな、鬱憤溜まってるのかな……?」

 私の下駄箱の中には大量の画鋲が入っており、さっき何とか全部取り除いたところだ。

 画鋲はちゃんと近くの掲示板に寄付しておいたから、とりあえず大丈夫だとは思う。

 今までは机の落書きだったり、悪口の書かれた紙が置いてあるだけだったけど……身体的に来そうなものじゃなかった。

 だけど画鋲って……地味に疲れるような事してくるんだなぁ。

「なんか最近、もっと陰湿になってきてないか?」

 一部始終を隣で見ていた疾風君が、教室に向かう途中そんな事を言い出した。

 陰湿……かどうかは分からないけど、確かにいじめ方の種類は変わった気がする。

 でもそれほど、気にはしないけどなぁ……。