すると私の問いに、疾風君がこんなことを言った。
「元宮神菜は世界で最も必要とされてる人物、魔術師なんだ! どこの種族も魔術師としてレベルが高い元宮神菜を仲間にしたがってる。そのせいなのか、俺らの犬族と和向のとこの猫族と同盟を組んで必死に探してるんだ!」
えっ……そうなの!?
確かに魔術師はこの世界で貴重なのは知っていたけど、でも魔術師を仲間にして得になるのかな?
そう不思議に思った私に、和向君が丁寧に説明をしてくれた。
「魔術師はね~、ある種族の仲間になると、その種族の平和と安泰を約束する、つまりその種族にとって良い方向に動かす力を持ってるんだよね~。その能力が高い元宮神菜はどの種族からも必要とされてるんだよ~。僕たち獣族はいろいろと分かれてるけど、元々は一つだからね~。だから同盟を組んでるんじゃないかな~。」
あまりに飛躍している話に、理解が追い付かなくなる。
そ、そんな事初めて聞いたよ……!
なにより、国の人も言ってくれなかったし……。
「へ、へぇ。そうなんだ、初めて知ったよ……。」
私は二人の言葉に、朧気な相槌を打って合わせる他なかった。
こ、こんなので学園生活、無事に過ごせるのかなぁ……。
そんな不安を胸に、私の学園生活が今幕を開けた。
「元宮神菜は世界で最も必要とされてる人物、魔術師なんだ! どこの種族も魔術師としてレベルが高い元宮神菜を仲間にしたがってる。そのせいなのか、俺らの犬族と和向のとこの猫族と同盟を組んで必死に探してるんだ!」
えっ……そうなの!?
確かに魔術師はこの世界で貴重なのは知っていたけど、でも魔術師を仲間にして得になるのかな?
そう不思議に思った私に、和向君が丁寧に説明をしてくれた。
「魔術師はね~、ある種族の仲間になると、その種族の平和と安泰を約束する、つまりその種族にとって良い方向に動かす力を持ってるんだよね~。その能力が高い元宮神菜はどの種族からも必要とされてるんだよ~。僕たち獣族はいろいろと分かれてるけど、元々は一つだからね~。だから同盟を組んでるんじゃないかな~。」
あまりに飛躍している話に、理解が追い付かなくなる。
そ、そんな事初めて聞いたよ……!
なにより、国の人も言ってくれなかったし……。
「へ、へぇ。そうなんだ、初めて知ったよ……。」
私は二人の言葉に、朧気な相槌を打って合わせる他なかった。
こ、こんなので学園生活、無事に過ごせるのかなぁ……。
そんな不安を胸に、私の学園生活が今幕を開けた。

