最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 あはは、凄い人気だ……。

 疾風君と和向君が人気者なのは分かっていたけど、こうやっていざ見てみるとその凄さが分かる。

 そんな二人はあっという間に駆けて行ってしまい、すぐに向こうのゴールラインへと着いていた。

 確かに速い……さっきスタートしたばかりな気がしたのに……。

 獣族だからってこともあるんだろうけど、一番は二人の身体能力の高さだと思う。

 獣族は身体能力が高い傾向があるらしいけど、あの二人に限ってはそんな事だけじゃない気もするなぁ……。

 また後でタイムも聞いてみようかな……。

 そう思って見ていたら、いつの間にか自分の番になっていてはっと我に返った。

 もう順番回ってきたんだ……行かなくちゃ!

 あんなのを見せられた後だから、私の鈍足がより分かってしまう……。

 だけどそんな事気にしてたらダメだと自分に言い聞かせ、急いでスタートラインに立った。

 とりあえずは良いタイムを出せるように全力で走ろう!

 私はそんな決意を固め、合図と共に走り出した。