最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 でもこれは絶対にバレちゃいけないことなんだから、それだけで正体なんて明かせない。

 ……だけど、人を騙すのなんて難しいな。

 私はそんな憂鬱気分のまま、二人と一緒に体力テストの会場へと向かった。



「わっ、人が多いね。」

 会場内に入ると、もうそこは多くの人がいて賑わっていた。

「まぁ、二年生はほぼ全員出席してるからな。」

 疾風君がそんな補足を入れてくれて、改めて人の多さを実感する。

 こんなに人が集まってるの、初めて見たかも……!

 でも、他のクラスの人が居るとなると……。

「ねぇあれ見て。あれが編入してきた人間だよ。」

「うわ、噂通りの地味子じゃん。この学校に来るものじゃないって。」

「それに戌待君や夜目君と一緒だよ。二人が汚れちゃうから離れてほしいね~。」

 うっ、やっぱりそうなっちゃうよね……。

 覚悟はしてたつもりだけど、こんなに言われちゃうとは思ってなかった。

 慣れていたからそれほどダメージは少ないけど、若干落ち込んでいた時二人の声がした。