ワイルド系の人で、何だか不良さんみたい。
ちょっと怖いけど、悪い人って感じではなさそう。
何て言おうか迷っていると先に彼が口を開いた。
「俺は戌待疾風だ! 獣の犬族。よろしくな、栞。」
突然呼び捨てで呼ばれて、びっくりする。
男の子に呼び捨てされるのって……何だか新鮮だ。
疾風君は元気な人みたいで、こっちまで元気になれそう。
あれ、でも戌待って……。
「柴先生は疾風のお兄ちゃんだよ~。」
と不思議に思っていた私に、和向君がナイスタイミングで教えてくれた。
やっぱり……!
もやもやがすっきりしたと同時に、私はある事を思い出した。
挨拶、しておかないと……!
「よ、よろしくね。二人ともっ!」
笑顔を浮かべて二人にそう言い放つ。
友達、出来てよかった……。
でももしかしたら、二人は友達だと思ってないかも……。
……ううん、大丈夫。きっと。
嫌な考えを払拭するように頭を左右に振り、消し飛ばす。
「でも、栞はどうしてこの学園に編入できたんだ?」
そんな何気ない疾風君の言葉に、あからさまにビクッと肩が震える。
あ、どうしよう……何て言い訳すれば……。
「僕も気になってたんだよね~。」
和向君もそう言ってしまい、急いで頭をフル回転させる。
ちょっと怖いけど、悪い人って感じではなさそう。
何て言おうか迷っていると先に彼が口を開いた。
「俺は戌待疾風だ! 獣の犬族。よろしくな、栞。」
突然呼び捨てで呼ばれて、びっくりする。
男の子に呼び捨てされるのって……何だか新鮮だ。
疾風君は元気な人みたいで、こっちまで元気になれそう。
あれ、でも戌待って……。
「柴先生は疾風のお兄ちゃんだよ~。」
と不思議に思っていた私に、和向君がナイスタイミングで教えてくれた。
やっぱり……!
もやもやがすっきりしたと同時に、私はある事を思い出した。
挨拶、しておかないと……!
「よ、よろしくね。二人ともっ!」
笑顔を浮かべて二人にそう言い放つ。
友達、出来てよかった……。
でももしかしたら、二人は友達だと思ってないかも……。
……ううん、大丈夫。きっと。
嫌な考えを払拭するように頭を左右に振り、消し飛ばす。
「でも、栞はどうしてこの学園に編入できたんだ?」
そんな何気ない疾風君の言葉に、あからさまにビクッと肩が震える。
あ、どうしよう……何て言い訳すれば……。
「僕も気になってたんだよね~。」
和向君もそう言ってしまい、急いで頭をフル回転させる。

