最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

「新さん、こんにちは。」

 もう恒例になってしまった新さんとの雑談タイム。

 私が声を掛けて中庭に入ると、いつものように自分の隣を叩いて私を座らせた。

 ……やっぱり、落ち着く。

 新さんは私のことを人間だと受け入れてくれた人だというのもあるかもだけど、それではしっくりこない。

 疾風君や和向君も仲良くしてくれるから……うーん、分からないなぁ。

 そんな事を考えて静かにしていると、新さんがこう聞いてきた。

「テストはできたか?」

 まるで子供に聞くみたいな言い方に少し笑いそうになったけど、すぐに返事を返す。

「はい。……一応ですけど。」

 何となくで解いてしまったものもあるから、完璧とは言えない。

 意外と難しかったし、時間ギリギリまで使った教科もあるから少し心配ではある。

「そういう新さんはどうだったんですか?」

 テスト前に強者の余裕を垣間見せた新さんはどうだったんだろう?

 興味本位でそう聞くと、新さんはさらっとテスト前同様とんでもない事を言った。