最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 感謝してもしきれないくらい優しくしてもらってるから……私も同じように優しくしたい。

「二人とも、優しすぎじゃない?」

 ここ最近の私の疑問を素直に二人にぶつける。

 何でこんなに私に構ってくれるんだろう。何で優しくしてくれるんだろう。

 そんな事を聞いたら気持ちを無下にするのか、と言われそうだけど聞きたくてならなかった。

 私の疑問に二人は少し思案するように黙った後、口を開いた。

「そんなの、栞が友達だからだよ。」

「友達に優しくするのは当たり前でしょ~?」

 ……何だか、泣きそう。

 だけど二人に迷惑がかかるから、泣く事なんてできない。

 ……あれ?

 その時にふと、新さんの顔が頭に浮かんだ。

 そう言えばどうして私はあの時、新さんの前では泣けたんだろうか。

 普段なら人前では泣く事を今みたいに我慢しているのに、新さんといるとその雰囲気に呑み込まれて気を緩めてしまっている。

 変な自分、なんて考えるも理由なんて分からない。

 何でだろう……?

 私は帰るまで、ずっとその事についてぐるぐると考えていた。