そんなよく分からない葛藤をしていると、右隣の人から声を掛けられた。
「ねぇねぇ。」
「ひゃい……!?」
急に呼ばれてしまって、つい素っ頓狂な声が出てしまった。
急いで声のしたほうを見ると、そこには一人の男の子が。
ふわふわの茶髪でパッチリな黄緑色の瞳。
可愛い系の顔立ちをしていて、ブレザーの代わりにライトブルーのベストを着ている。
「な、何でしょうか……?」
恐る恐るそう聞くと、彼はにこっと微笑んでから自己紹介をしてくれた。
「ふふっ……急に話しかけちゃってごめんね。僕は夜目和向だよ~。獣の猫族なんだ~。よろしくね~、しーちゃん。」
和向君はふわふわした話し方をしていて、癒し系なんだろうなと悟る。
それにしても、しーちゃんって……。
「あ、あだ名!?」
そう聞くと、和向君は首を縦に振った。
その反応に、私の心臓は嬉しさのあまり跳ねていた。
あだ名なんてつけてもらったことないから、例え本名のあだ名じゃなくても嬉しい。
「お前、あだ名だけで喜ぶとか幸薄いのか?」
その時、和向君の後ろにいた男の子にバッサリとそう言われてしまった。
視線を彼に向けると、淡い青髪に切れ長のスカイブルーの瞳をしている人と視線がぶつかる。
「ねぇねぇ。」
「ひゃい……!?」
急に呼ばれてしまって、つい素っ頓狂な声が出てしまった。
急いで声のしたほうを見ると、そこには一人の男の子が。
ふわふわの茶髪でパッチリな黄緑色の瞳。
可愛い系の顔立ちをしていて、ブレザーの代わりにライトブルーのベストを着ている。
「な、何でしょうか……?」
恐る恐るそう聞くと、彼はにこっと微笑んでから自己紹介をしてくれた。
「ふふっ……急に話しかけちゃってごめんね。僕は夜目和向だよ~。獣の猫族なんだ~。よろしくね~、しーちゃん。」
和向君はふわふわした話し方をしていて、癒し系なんだろうなと悟る。
それにしても、しーちゃんって……。
「あ、あだ名!?」
そう聞くと、和向君は首を縦に振った。
その反応に、私の心臓は嬉しさのあまり跳ねていた。
あだ名なんてつけてもらったことないから、例え本名のあだ名じゃなくても嬉しい。
「お前、あだ名だけで喜ぶとか幸薄いのか?」
その時、和向君の後ろにいた男の子にバッサリとそう言われてしまった。
視線を彼に向けると、淡い青髪に切れ長のスカイブルーの瞳をしている人と視線がぶつかる。

