最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

「俺は平均ギリギリが多い……。」

 うーん、やっぱり思ってたのと同じ回答が返ってきた。

 和向君は勉強は得意じゃないらしいけど人並みにはできるらしいからそれくらいかと思っていた。

 だけど、疾風君はギリギリかぁ……。

 ちょっと余裕を持たせたように上くらいが良いかもだけど、私が口を出すものじゃない。

 それに、余計なお世話になりそうだし……。

 疾風君の様子をちらっと見ると、自分の言ったことにがっくりと項垂れ、大きくため息を吐いていた。

「しーちゃんは~?」

「私?」

 和向君に話を振られて、うーんと首を傾げる。

 私はテストを受ける事はあってもいつも点なんて言われないから、正直のところ分からない。

 だけど、いつも合格と言われるから平均よりは取れてるとは思う。

「平均よりちょっと上くらい、かな?」

 推測でそう言ってみると、和向君は不思議そうな顔をしながらも「そっかぁ。」と言ってくれた。

 ……さっきの顔、ちょっとだけ引っかかる。

 その不思議そうな顔が気になったけど、和向君はもういつものにこにこ笑顔だったから気のせいだと思うようにした。