最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 ううっ、良くは思われてないのかな……。

 少し悲しくなりながらも、教卓の前で止まって辺りを見回す。

 ……あれ?

 私はその途中、ある事に気付いた。

 生徒さんたち、みんな種族を消されてる?

 まさか、これも理事長の仕業?

 そうだったら理事長は相当魔力が多い、という事になる。

 理事長……妖精族にしても凄すぎる。

 うーんと考え込んでいる私に、突然先生が振った。

「自己紹介をお願いするよ、柊木さん。」

 あっ、自分の世界に入っちゃってた……。

 そんな自分を反省しながら、一呼吸おいてから軽い自己紹介を始めた。

「柊木栞です。よろしくお願いします。」

 しっかり一礼してから顔を上げる。

 ……そういえば、さっきも頭の片隅で考えていたんだけど。

 この学園にいる人、みんな顔面偏差値高い気がする……。

 女の子なんて着飾ってるわけでもないのに可愛いし華やかだし、男の子もイケメンさんが多い。

 ……今更だけど、私とんでもないところに来たよね……。

 なんて心の中で苦笑いを零している時に、先生が口を開いた。

「柊木さんの席はあそこだよ。」

 と、キラキラスマイルで言ってくる先生。