最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 今までの事もあり、少し疑心暗鬼になっていたけど新さんの瞳を見て確信がつけた。

 ……きっと、この人の言葉は嘘じゃない。

「わ、分かりました。」

 私の言葉に新さんは、少し口角を上げた。

「そうか。」

 ……っ。

 それだけの言葉なのに……どうしてこんなに安心感があるのだろう。

 こんなに優しい瞳を向けられた事なんて少ないから、ついそう思ってしまう。

 疾風君や和向君も優しいけど、新さんの優しさは何かが違う気がした。

 その何かは分からないけど、今この時間は気を緩ませても良い気がした。

 久しぶりに、こんな気持ちになったなぁ……。

 そう思って幸せに浸っていると突然、自分の頬に雫が流れた。

「栞……どうした?」

 新さんが、心配そうな瞳を向けて私を見ている。

 え? 新さん、どうしたんだろう……?

 そんな事を考えていると、新さんの手が私の頬に触れた。

「へっ……!?」

 とっさの事に驚いて固まっていたけど、やっとの事で自分が泣いている事に気付いた。