最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 そんな自分を不思議に思いながらも、新さんをちらっと見る。

 改めて見るとやっぱり……綺麗。

 芸能人も顔負けしそうなほどの美貌。

 どこかのアイドルさんやモデルさんみたい、と思ってしまう。

「どうした?」

 じっと見ていた事に気付かれてしまって、はっと我に返る。

「えっ……いえ、何でもありませんっ……。」

 慌てて左右に首を振って否定する。

 流石に見すぎは良くないよね……。

 そんな自分を反省して俯いていると、新さんが声を発した。

「そうか。……ところで、聞きたい事があるんだがいいか?」

 聞きたい事……?

「な、何でしょうか?」

 不思議に思って聞き返すと、新さんは無表情のまま聞いてきた。

「栞は……元宮神菜を本当に知らないのか?」

 ……っ、えっ?

 まさかそんな事を聞かれるなんて思わず、あからさまに固まってしまう。

 知らないわけ、じゃない……どちらかと言うと熟知しているほうだ。

 だけどそんな事、言えるはずがない……。

 それに新さんの言葉がどうも引っかかった。