それも……高度な魔力で。
きっと、理事長辺りが何かしらしているんだと思うけど……。
「理事長が消しているんだよ。業務中との事で。」
やっぱり理事長がしているんだ……。
でも先生全員の種族を隠すなんて……やっぱり、流石としか言いようがない。
「さぁ、着いたよ。」
先生の声で顔を上げる。
そこには“2-S”と書かれた表札のぶら下がった教室があった。
「僕が呼んだら入ってきてね。」
先生はそう言って、にっこりと笑顔を残して教室内に入っていった。
……もう一回、確認しておこう。
私が魔術師の元宮神菜とバレてはダメ。
これが絶対なんだよね。
後は……魔術師である事を隠すなら日頃で魔力は使わないほうが良いはず。
そうなれば、魔力の加減をきちんとしなきゃいけない。
普通の人間が魔力を持ってるなんて勘付かれたら、それはイコール魔術師だって事になってしまう。
それだけは、何としても避けなければいけない。
「柊木さん、入ってきて。」
考えを固めていたところに先生の声が飛んできて、急いで教室内に入る。
歩いている途中、「うわ、地味じゃん。」や「どうして人間がっ!」なんて声が聞こえてきた。
きっと、理事長辺りが何かしらしているんだと思うけど……。
「理事長が消しているんだよ。業務中との事で。」
やっぱり理事長がしているんだ……。
でも先生全員の種族を隠すなんて……やっぱり、流石としか言いようがない。
「さぁ、着いたよ。」
先生の声で顔を上げる。
そこには“2-S”と書かれた表札のぶら下がった教室があった。
「僕が呼んだら入ってきてね。」
先生はそう言って、にっこりと笑顔を残して教室内に入っていった。
……もう一回、確認しておこう。
私が魔術師の元宮神菜とバレてはダメ。
これが絶対なんだよね。
後は……魔術師である事を隠すなら日頃で魔力は使わないほうが良いはず。
そうなれば、魔力の加減をきちんとしなきゃいけない。
普通の人間が魔力を持ってるなんて勘付かれたら、それはイコール魔術師だって事になってしまう。
それだけは、何としても避けなければいけない。
「柊木さん、入ってきて。」
考えを固めていたところに先生の声が飛んできて、急いで教室内に入る。
歩いている途中、「うわ、地味じゃん。」や「どうして人間がっ!」なんて声が聞こえてきた。

