最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 その間、私の耳には否応なしにこんな言葉が入ってきた。

「和向君と疾風君よ!」

「あの二人がここにいるのって珍しいんじゃない?」

「久しぶりに見たかも~!」

 どうやら、二人に向けられている好意の言葉だったよう。

 やっぱり、この二人は目立つのかな……?

 でも、二人が騒がれる事は当たり前なのかもしれない。

 二人とも系統は違うけど、整った顔をしているから。

 多分これは必然な事なんだと思う。

 だから……。

「何、あの女。地味すぎ。」

「あの二人と全然釣り合ってないー。」

「和向君と疾風君が汚れるわー。」

 などの嫉妬や憎悪の言葉が聞こえた。

 でも、これで分かったかも。

 ……私は、みんなから確実に良く思われてないっていう事が。

 もちろん、疾風君と和向君は例外だけど。

 私は、こんな地味子が二人の傍にいてごめんなさい……!と身を縮こまらせながら学食堂内を移動した。



「結構混んでるんだな。」

 そう言いながらも疾風君が見つけてくれた席に腰を下ろす。

 確かに学食堂は人口密度が高い場所だから、仕方のない事かもしれないけど……多い。