最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

「あー、つっかれたー。」

 四時間目終了のチャイムが校内に鳴り響き、それと同時に疾風君が机に突っ伏した。

 私も伸びをして、疲れを和らげる。

 クラスメイトが続々と昼食を取りに教室外へ出ている最中、私は話を切り出した。

「疾風君……今日、学食行かない?」

「……え?」

 突然の私の提案に疾風君がきょとんとした顔になる。

 ちらっと和向君のほうに視線を向けると、分かっている和向君は控えめにウインクをした。

 私も同じものを返し、言葉を続ける。

「私、学食行ったことなくて……今日はお弁当持ってきてないし、二人が良かったら一緒に行きたいなぁって……。」

 昨日の事を考えながら、言葉を繋ぐ。

 疾風君はもしかしたら学食派かもしれないと考え、そう提案した。

「僕も今日お弁当忘れちゃったからなぁ~。」

 私の言葉に同調するように和向君がそう言う。

 心の中で、「ありがとう、和向君……!」と感謝を伝えながら疾風君に聞いてみる。

「嫌なら嫌って言ってくれていいからね。もし良かったらって思って……。」