柴先生はなんていうか……先生らしさがなくどちらかというと好青年みたい。
多分だけど、女の子には人気なんだろうなぁ。
「柊木栞です。これからよろしくお願いします。」
私はそう言って先生に軽く頭を下げ、会釈した。
「じゃあ、行こうか。」
先生の言葉に「はい。」と返して、先生の後を追った。
長い廊下を歩いている途中、私はある事を柴先生に聞いてみた。
「先生は獣の犬族ですよね?」
種族の事を聞くのは別にご法度でも何でもないから、気になって聞いてみた。
先生は目を見開いた後、「あぁ、そうだよ。」と言った。
やっぱり……。
先生からはなんとなく、獣族特有の匂いがした。
獣臭いってわけじゃなくて、言い表しにくいけど……そんな匂いがしたんだ。
犬族なのは、勘で言ったんだけど……。
でも、そうだったら……。
「耳とか尻尾ってどうやって消しているんですか?」
尻尾はまだしも本来見えているはずの耳が見えない。
なら、消しているとしか思えない。
それに職員室に入った時、他の先生も種族を隠すように消されていた。
多分だけど、女の子には人気なんだろうなぁ。
「柊木栞です。これからよろしくお願いします。」
私はそう言って先生に軽く頭を下げ、会釈した。
「じゃあ、行こうか。」
先生の言葉に「はい。」と返して、先生の後を追った。
長い廊下を歩いている途中、私はある事を柴先生に聞いてみた。
「先生は獣の犬族ですよね?」
種族の事を聞くのは別にご法度でも何でもないから、気になって聞いてみた。
先生は目を見開いた後、「あぁ、そうだよ。」と言った。
やっぱり……。
先生からはなんとなく、獣族特有の匂いがした。
獣臭いってわけじゃなくて、言い表しにくいけど……そんな匂いがしたんだ。
犬族なのは、勘で言ったんだけど……。
でも、そうだったら……。
「耳とか尻尾ってどうやって消しているんですか?」
尻尾はまだしも本来見えているはずの耳が見えない。
なら、消しているとしか思えない。
それに職員室に入った時、他の先生も種族を隠すように消されていた。

