最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 私は勢いよくベンチから立ち上がり、新さんにこう言った。

「あの……私、そろそろ帰らないと行けなくって……。」

 ゆっくりそう告げると新さんはまた何かを考えこむ動作を見せた。

 そして……。

「連絡先、交換するぞ。」

 連絡先……?

 私は心の中で復唱してから、ようやく意味を理解した。

「は、はいっ……!」

 私も慌ててスマホを出して、連絡先をお互い交換する。

 連絡先……それに学校の人の……。

 私は交換し終わってから、浮かれてしまった。

 今まで友達も少なかったから連絡を取り合える友達ができた事が凄く嬉しくなった。

 わ……これが、連絡先の交換、かぁ……。

 少しの間スマホの画面を見つめてから、ポケットにしまった。

 今度こそ帰ろうとしたとき、後ろからこんな声が飛んできた。

「明日も、時間があったらここに来い。……待ってる。」

 最後のほうは小さくて聞こえなかったけど、私は「分かりました!」と言ってから新さんと別れた。



「つ、疲れたぁ~。」