最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 だってそうじゃないと、あんな反応はしないはず。

 でも……しーちゃんが隠し事してるなんて考えられない。

 ……考えたくもないよ。

 だから、しーちゃんの謎は深まっていくばかりだった。

 だけど僕はしーちゃんが何かを隠していても、しーちゃんと友達でいたい。

 綺麗な瞳をしている人に悪い人はいないはずだから!

「和向君?」

 突然、しーちゃんにそう呼ばれて我に返る。

「ん? どうしたの~?」

 何事もないように平静を装う。

 しーちゃんのこと考えてた、なんて言えないし……。

「ううん……何だか和向君、ぼーっとしてたから少し気になっちゃって。」

 しーちゃんはそう言って、少しうーんと唸った。

 少ししてはっとした表情になったしーちゃん。

 何だろう?と思っていると、こんな言葉が聞こえた。

「もしかして、体調悪いの?」

 ……しーちゃん、もしかしなくても鈍感?

 ふと、そう思ってしまった。

 だってこの状況で体調悪い?だなんて、少なくとも僕は感じない。

 黙っていた時間も短かったはずだし、普通は考え事してた?のほうが妥当だと思う。