最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 テレビに出ていた姿を前に見た時、びっくりしたもん。

 他キャストへの配慮や自分の立ち位置を理解して、何事も卒なくこなした彼女を見て衝撃が走った。

 世の中には、こんな人もいるんだ……。

 そう思い、少し調べてみた。

 それから……尊敬っていうか、気になりだしている。

 だから、しーちゃんの返答が信じられなかった。

 疾風も同じような事を思ったのか、確認を取るように聞いている。

 僕も「あんまりテレビとか見ない?」と聞いてみた。

 知らないっていう事は、もしかしたら情報に疎いのかもしれない。

 そうしたら……。

「ど、どうしてそこまで驚くの?」

 しーちゃんのほうが驚いちゃった。

 疾風も目を丸くして、しーちゃんに説明している。

 それでも、しーちゃんは分かってないのかきょとんとしている。

 だから、僕もしーちゃんが分かるように説明したんだ。

 僕が全部話し終えて、しーちゃんのほうを見ると……どうしてか、緊張しているように見えた。

 その後にしたしーちゃんの反応があからさまにぎこちないものだったから、何かを意図的に隠しているのかな……なんて思ってしまったんだ。