最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 そう思いながら歩いていると、いつの間にか資料室に着いていた。

 考え事してたから、全然気付かなかった……。

 資料室に段ボールを置いて、ふぅ……と息を吐く。

 とりあえずは、これでいいのかな?

 私はピアスさんと一緒に資料室を出て、ピアスさんのほうを向いた。

「ありがとうございました……! おかげで早く持ってくる事ができました。」

 頭を下げて、誠心誠意お礼を言う。

 顔を上げてピアスさんの顔をしっかりと見る。

 この前も思ったけど、やっぱり綺麗な人だ……。

 それにこの人からは魔力……を感じない。

 だったら人外、って事になるのかな?

 人間ってわけではないだろうし……。

 ぼんやりとそう考えるとチャイムが辺りに鳴り響いた。

 多分このチャイムは片付けの終了を知らせるものだろう。

 私は再度頭を下げて、その場から去ろうとした。

 だけど、それは阻止されてしまった。

「え……?」

 その理由は、ピアスさんが私の腕を掴んでいたから。

 へっ……?