最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 何回も大丈夫だと伝えたけど、そのたびにピアスさんも「持っていく。」と発言する。

 むぅー、どうしよう……。

 そう考えこんでしまって、何とか思考をフル回転させる。

 そんな私にある言葉が降ってきた。

「この重たい荷物、お前に持たせるわけにはいかない。大人しく甘えとけ。」

 ピアスさん……。

 ここまでピアスさんが言ってくれる事に別の申し訳なさを感じた。

 何回も断ってしまったことを申し訳なく思った。

 流石にここまで言われて、無下にはできないよね……。

 私はそう考えて少しだけ罪悪感を感じながらも、「えっと……資料室です。」と言ってしまった。

「……分かった。」

 ピアスさんはそう言った後、南棟の中へと入っていった。

 これで、良いのかな……。

 私はピアスさんに着いていって、中くらいの段ボールを持った。

 ピアスさんは不思議そうにして、私を見ている。

 言葉こそ言わないけれど、何となく分かる。

 「どうして持った?」と言われている気がしてならなかった。

 任せたのは任せたけど……。