最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 ふぅ、とりあえずこの段ボールは運べた。

 結構な重さだったから思ったより疲れた……あはは。

 講堂に戻ると段ボールは後一個と中くらいの段ボールがまだ置いてあった。

 もうないから一人で運んじゃおうっ!

 私は段ボールの上に中くらいの段ボールを載せて持ち上げた。

「よいしょっと。」

 さっきより重たいけど、これくらいどうって事ない!

 私は少しふらふらとしながらも南棟へと再度足を運んだ。



「お、重たい……。」

 さっきから私、それしか言ってないような気がする……。

 休みながら行くのも効率が良くないから、頑張って運んでいる最中。

 でも私もあんまり筋肉がついているわけじゃないから、筋力には限界がある。

 明日は筋肉痛かな……なんて考えていた時だった。

「わっ!?」

 思いの外廊下が滑りやすくなっていて、私は足が少しふらついていたからこけてしまった。

 だ、段ボールがっ……!

 私は一瞬にして焦ってしまって、ぎゅっと目を瞑って痛みを覚悟した。

 ……え?

 だけど……待てども待てども痛みはやってこない。