最強さんは魔術少女を溺愛したい。① ~学園編入は溺愛波乱の幕開け~

 体には影響がないからほっといても良いんだけど、こっちも緊張してくる。

 だけど、このほどよい緊張感がとても良い気がする。

 ……何だか変な感じだなぁ。

 私は心のどこかで、ぼんやりそう思っていた。



 式も終わり、そのまま私たち二年生と三年生は入学式の片付けに取り掛かった。

 準備は全く手伝えなかったから、しっかり働こう!

 私は両手を握って気合を入れた。

「ここの荷物、誰か資料室に持って行ってー!」

 そんな声がステージのほうから飛んできて急いで向かう。

 わっ、段ボールがいっぱい……!

 ステージの端に十数個の段ボールが重ねてあった。

 でも多くはないし、すぐに終わりそう。

 私は一つの段ボールを両手に持った。

 い、意外と重たい……。

 私は何とか一個持って資料室に向かった。

 確か資料室って南棟にあったはず……だよね。

 講堂からは結構距離があるから大変だっ。

 私は一回段ボールを持ち直して、再び足を動かした。