いおくんいなくても進められるんだろうか?



「アシスタントだけでどれだけ今作業出来る?」



雨林さんは原稿を見渡すと、首を傾げる。

アシスタントの話なら雨林さんが詳しい。



「いおりと同時進行でしかしたことがないからわからないけど、一時間は余裕でもつだろうね」

「コイツ寝かせてきていい?」

「おいミツハ」

「寝るんだよ」

「…………ハイ」



ガンつけたみっちょん、怖ぁ……。



ということでしばし、みっちょんといおくんは抜けることになりました。

何やら先にコーヒーを飲ませてから、らしい。



みっちょん曰く、コーヒーが効くのに30分ほどかかる為、先に飲んでから寝ると30分後くらいに自然と目が覚めて、ちょうどいいくらいの仮眠ができるそう。

ガッツリ寝かせるのは夜だそうだ。






それから琥珀たちアシスタント組は淡々と作業をしていって、どれくらい経っただろうか?

仮眠を終えていおくんとみっちょんが戻って来たのが一時間後とかだと思う。



「こんな状態じゃ琥珀に心配かけるし琥珀の体に悪いのよ。今すぐ正しなさい」

「ミツハいつもより怖ぇ」