青春の備忘録

 ギターを片付け、私は早足で教室に戻る。
 クラスの展示で割り当てられた2つのシフトのうち、1つのシフトの時間が始まっていた。
 「お疲れさま!ごめん、遅くなっちゃった」
 クラスメイトは私がシフトに遅れたにも関わらず、暖かく出迎えてくれた。
 「ううん!ライブ、めっちゃ良かったよ、かっこよかった!」
 「ありがとう!」
 受付の仕事をこなしてシフトが終わると同時に、合唱部のステージの集合時間が近づいていた。
 もう一度ギターを背負って中庭へ向かう。
 「お疲れさま!中庭ステージも頑張って、楽しんでいこうね!」
 早速マイクの調整を始め、中庭の隅で声出しをする。
 「よし、行こう!」
 お昼時だということもあってかソロライブの時よりは少し人が少なかったが、それでもすでにスタンバイしてくれいている人もいる。