青春の備忘録

 学校に着いてから普通は教室でオープニングセレモニーを待つことになるが、そのセレモニーに出演する私は、体育館へ直行した。
 「おはようございます」
 体育館には、すでに照明担当や音響担当の人たちがいた。
 私は他の部員が来るのを待ちながら、ギターの練習や声出しをする。
 そうこうしているうちにメンバーが揃い、軽く練習して、あとは本番を控えるのみとなった。
 「合唱部の皆さんです。それでは、どうぞ!」
 オープニングでも今年の合唱部はアカペラの合唱である。
 これまでの練習の成果がきちんと出せるか、自信はありながらも、体育館に所狭しと生徒や保護者等2000人近くが座っているのを見て、少し緊張する。