「良かったぁ〜ありがとう、松岡さん!」

「いえ……お役に立てて良かったです」

「あー良かった。やっぱり同じクラスの方がいいもんね! あとから雉真くん来るからよろしくね」


 そう言って委員長は出て行くと入れ違いで雉真くんが入ってきた。


「あ、あれ……佑茉ちゃん?」

「私も、図書委員なので。半年はペアらしいです」

「そうなんだ、じゃあよろしくね」


 週に二回は、雉真くんと放課後まで一緒だなんて。ただでさえ気まずいのに!


「……はい、仕事の説明しますね」