しげしげと咲也くんを見つめる蓮くん。
「そうか。一年坊にしちゃ、タッパあるし、面食いの一千花もほれそうなイケメンに成長して帰ってきたってわけだな」
「ちょ、ちょっと蓮くん、一年生にヘンなこと言わないでよ!」
わたしはじろりと蓮くんをにらんだ。
蓮くんは涼しい顔で、咲也くんの肩に手を置くと。
「園芸部にようこそ。歓迎するぜ、乙黒」
◆
「――じゃあ、咲也くんはホントに園芸部に入ったんだ?」
わたしの話を聞きおわると、ブルームスは宙に浮かんで、ひどく考えこんでいる。
「うん。他の部には入るつもりがないみたい。専属でやるんだって。……どうしたの、ブルームス?」
わたしは、浮かない顔のブルームスにたずねた。
「なんというか……心配だわ」
「心配? どうして?」
首をかしげるわたし。
「咲也くん、一千花のことを闇で染めたくなるって言ったんでしょ。フツーには戻れなかったとも……」
「やだなー、冗談にきまってるよ。咲也くんはもうリュウトじゃないんだし」
そう言いながらも、わたしの胸のなかにはモヤモヤしたものがあった。
咲也くんにとっては、わたしは宿敵であり、父である魔神リュウガの魂を消し去った、因縁の相手なんだ。
フクザツな感情を抱いていても、なんの不思議もない。
「そうか。一年坊にしちゃ、タッパあるし、面食いの一千花もほれそうなイケメンに成長して帰ってきたってわけだな」
「ちょ、ちょっと蓮くん、一年生にヘンなこと言わないでよ!」
わたしはじろりと蓮くんをにらんだ。
蓮くんは涼しい顔で、咲也くんの肩に手を置くと。
「園芸部にようこそ。歓迎するぜ、乙黒」
◆
「――じゃあ、咲也くんはホントに園芸部に入ったんだ?」
わたしの話を聞きおわると、ブルームスは宙に浮かんで、ひどく考えこんでいる。
「うん。他の部には入るつもりがないみたい。専属でやるんだって。……どうしたの、ブルームス?」
わたしは、浮かない顔のブルームスにたずねた。
「なんというか……心配だわ」
「心配? どうして?」
首をかしげるわたし。
「咲也くん、一千花のことを闇で染めたくなるって言ったんでしょ。フツーには戻れなかったとも……」
「やだなー、冗談にきまってるよ。咲也くんはもうリュウトじゃないんだし」
そう言いながらも、わたしの胸のなかにはモヤモヤしたものがあった。
咲也くんにとっては、わたしは宿敵であり、父である魔神リュウガの魂を消し去った、因縁の相手なんだ。
フクザツな感情を抱いていても、なんの不思議もない。


