「あっ、いえ! おれが一方的に知ってただけで……。センパイたちは目立ってましたから。御堂センパイはケンカが強くて、中学生に勝ったってウワサありましたし。あとスポーツ万能で、運動会で大活躍だったじゃないですか」
「まあ、そんなこともあったっけな」
まんざらでもなさそうな蓮くん。
咲也くんは、わたしに視線をうつすと、
「愛葉センパイは太陽のように明るくて……。御堂センパイと漫才みたいなやりとりしてるの見たことあるんです」
って言って、くすりと笑みをこぼした。
漫才って……。
まあ、それに近い、あ・うんの呼吸で会話できてるかも。
「あはは。わたしと蓮くん、幼なじみだからね」
わたしは苦笑いして、頭をかいた。
うなずく咲也くん。
「おふたりをうらやましく思ったのを覚えてます。おれは気が弱くて、ちっとも目立たないタイプでした。学年がちがったし、結局センパイたちとは接点がないままでしたが……」
わたしを見つめる咲也くんの瞳が、「小学校では何の関係もなかったことにしよう」と言っているようだった。
「開花小にいたの、小四までだよな? 今までどこに?」
蓮くんがたずねたので、わたしがかわりに答える。
「お父さんの仕事の都合で、神戸にいたんだって。二年ぶりに開花町に帰ってきたのよ」
「まあ、そんなこともあったっけな」
まんざらでもなさそうな蓮くん。
咲也くんは、わたしに視線をうつすと、
「愛葉センパイは太陽のように明るくて……。御堂センパイと漫才みたいなやりとりしてるの見たことあるんです」
って言って、くすりと笑みをこぼした。
漫才って……。
まあ、それに近い、あ・うんの呼吸で会話できてるかも。
「あはは。わたしと蓮くん、幼なじみだからね」
わたしは苦笑いして、頭をかいた。
うなずく咲也くん。
「おふたりをうらやましく思ったのを覚えてます。おれは気が弱くて、ちっとも目立たないタイプでした。学年がちがったし、結局センパイたちとは接点がないままでしたが……」
わたしを見つめる咲也くんの瞳が、「小学校では何の関係もなかったことにしよう」と言っているようだった。
「開花小にいたの、小四までだよな? 今までどこに?」
蓮くんがたずねたので、わたしがかわりに答える。
「お父さんの仕事の都合で、神戸にいたんだって。二年ぶりに開花町に帰ってきたのよ」


