蓮くんは、よく高校生にまちがわれるほど体格がいい。咲也くんよりさらに背が高いし、がっしりしている。
わたしは咲也くんに向きなおると、今度は蓮くんを紹介する。
「三年の、御堂蓮……センパイ。いちおう、うちの副部長なの」
「いちおう、ってなんだよ。あと、名前とセンパイのあいだに間があったな」
流れるようにツッコまれてしまった。
「だって、昔から蓮くん呼びだし、ぜんぜん顔ださないから、名ばかり副部長じゃん」
頬をふくらませて反撃すると、蓮くんは苦笑いして、
「空手で忙しいんだから、仕方ねーだろ」
と言って、短い髪をくしゃっとした。
蓮くんのお父さんは空手道場の師範で、蓮くんも小さいころから空手をやっていて、その実力は全国クラス。
そんなわけで、学校が終わると、空手の練習のために飛んで帰ってしまう。
わたしたちのやりとりを見ていた咲也くんは、ふふっと小さく笑った。
「なんだか、なつかしいです」
「なつかしい……?」
咲也くんの言葉に、首をかしげる蓮くん。
「おれ、小四まで開花小学校だったんですけど、御堂センパイのこと、おぼえてますよ。愛葉センパイのことも……」
「そうなのか? んー、わりぃ、おれは……」
蓮くんがバツの悪そうな表情を浮かべると、咲也くんはあわてて手をふった。
わたしは咲也くんに向きなおると、今度は蓮くんを紹介する。
「三年の、御堂蓮……センパイ。いちおう、うちの副部長なの」
「いちおう、ってなんだよ。あと、名前とセンパイのあいだに間があったな」
流れるようにツッコまれてしまった。
「だって、昔から蓮くん呼びだし、ぜんぜん顔ださないから、名ばかり副部長じゃん」
頬をふくらませて反撃すると、蓮くんは苦笑いして、
「空手で忙しいんだから、仕方ねーだろ」
と言って、短い髪をくしゃっとした。
蓮くんのお父さんは空手道場の師範で、蓮くんも小さいころから空手をやっていて、その実力は全国クラス。
そんなわけで、学校が終わると、空手の練習のために飛んで帰ってしまう。
わたしたちのやりとりを見ていた咲也くんは、ふふっと小さく笑った。
「なんだか、なつかしいです」
「なつかしい……?」
咲也くんの言葉に、首をかしげる蓮くん。
「おれ、小四まで開花小学校だったんですけど、御堂センパイのこと、おぼえてますよ。愛葉センパイのことも……」
「そうなのか? んー、わりぃ、おれは……」
蓮くんがバツの悪そうな表情を浮かべると、咲也くんはあわてて手をふった。


