「桃華、ちょっといいかしら？」


　金曜日の夜、テーブルで紅茶を飲んでるお義母さんに呼ばれた。


　あれ？


　私、何にもしてないよね？？


　最近は大人しくしてたはずだし、、、


　え！？


　まさか、、、、


　こっそりお義母さんのめっちゃお高いブローチ使ったの見られてた！？


　そ、そんなことはないと信じたい、、、


　私はヒヤヒヤしながらもお義母さんが座っている椅子の向かい側に座る。


「桃華、あなたも高校2年生。
　そろそろ一人暮らしを始めてもいい頃だと思うの。
　でも一人暮らしはまだ早いわよね。」


　そこで区切るお義母さん。


　ひとまず、ブローチは関係なさそうなので胸を撫で下ろす。

　
　でも心臓がどくどくとうるさく鳴り始めた。


　まさか、《この家を出て行け！》とか言われちゃう？？


　背中を変な汗が流れている。


　お義母さんは真っ赤な唇をを開いた


「だから、、、
　同居して貰おうと思ってるのね。
　お相手は、中学時代“ヤンキー”と呼ばれてた子よ。
　どうかしら？」


　え、、、、