みぃくんは憲行くんの席へ行って、 「見せてもらってもいいですか?」 と、プリントを指差した。 穏やかに。 そして楽しそうに。 優しい口調で教えるみぃくんの背中を見て。 (あぁ、やっぱり) と、思った。 あぁ、やっぱり。 みぃくんは好きなんだよ。 どんなにつらくても。 苦しくても。 将棋のことが大好きなんだよ。