力のない声で呟くみぃくんに。 私はやっぱり何も言ってあげられなかった。 カランっとガラスコップの中で、氷が溶ける音がする。 ごめんね、みぃくん。 私、なんにも力になれなくて。 みぃくんは秋の風が吹く前に。 将棋界からそっと姿を消した。