「…キースがまともなこと言うと変な感じがするな」 「ですね…」 (確かに) 「もうっ、二人ともひどいよっ。今、ルージュちゃんも心の中で同意したでしょっ」 (ちゃん呼びは、変えないのね…) 馴れ馴れしいのは変わらないが、反省していた顔を見たせいか不快感は薄れた。 「僕こう見えて傷つきやすいんだからねっ」 キースが口を膨らませて、唇を尖らせる。 子供のようだが、垂れ目で全体的に柔らかい雰囲気のせいか似合っている (イケメンは何をしても似合うようにできているものなのかな)