希望を見つけたと思った… 生きる目的ができた。 クフォードの言葉を思い出す。 『どこか似てるんだ、あの子に…』 どこか寂し気で、目を伏せて泣きそうにも見えた。 あの子というのは、王女のことであっているのだろうか? 「聞きたいけど、いきなり王女のことについて聞いたら不自然だよね…」 もし確証が得られたとしても、何も言わず学園を去るつもりでいた。 王女だと名乗り出るつもりはない。