Bクラス、Cクラスの人たちもある程度集まってきた所で時間が来た。

「…まだ来ていない人もいるようですが、そろそろ中に入りましょうか」


先生たちが扉を同時に開けると、中は別世界だった。

壁と天井には色彩豊かな模様が描かれており、大きなシャンデリアの明かりにあたってキラキラと光っている。

(光らせるのは当然のことなの…?)

テーブルには金の刺繡が入ったクロスがかけられて、あちこちに用意されている。

そこを囲うように、煌びやかに着飾った在校生たちが談笑している。

そして、扉が開かれたことに気づきこちらに注目した。

持っていたグラスを置いて、拍手で新入生たちを迎える。