王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます



サフィは静かに涙を流す。

「ルージュは私の本当の娘のようだったわ」

「うん」

「成長を見るのが嬉しくて、幸せで」

「うん」

「ありがとね、ルージュ。私のそばにいてくれて。愛してるわ、私の大切な娘。…幸せにね」

「サフィ…」

サフィはハンカチで涙を拭う。